保険料軽減事例①建売購入編

不動産屋が出す諸費用概算見積の火災保険料は適当

提案する男女
一戸建てが立ち並ぶ住宅街

不動産屋が出す諸費用概算見積の火災保険料は適当

リスク細分化型火災保険は選択肢が豊富

火災保険は基本補償を外し、免責設定をすれば安くできます。しかし引っ越しや住宅購入時の頭金や諸費用で手元にお金のないときだからこそ、補償をしっかりつけて万一の事故・災害に備える必要性が高いです。

不動産屋紹介の火災保険より3.5万円の節約に成功

建売購入編

富山県で新築建売住宅を購入したTさん。住宅ローンを利用する中で月々の支払いをするために頭金を多めに出して、貯金はほとんどない状態でした。家を買う前に不動産屋から出された諸費用の概算見積では火災保険30万円(10年)と記載されていて、10年分ならそんなものかと思っていました。

その後、不動産会社から紹介された保険会社と火災保険の打ち合わせをします。昨今は東北や熊本など地震が起こりにくいと言われている地域でも大地震が発生していて地震保険の付帯を希望。台風、豪雨など自然災害にも不安があり、風災・水災など基本補償も付帯するように提案された結果、45万円の見積が出ます。想定していたよりも15万円高い保険料を提示されたTさんは火災保険料を節約できないか模索します。

まず、不動産屋紹介の保険会社に予算を30万円であることを伝えて再度安くする方法がないか検討した結果、臨時費用特約を外すだけで10万円安くできることを知ります。そのほかに風災、水災を外すか免責を付ければ安くできると説明されますが、災害への補償はしっかり付けておきたいと考えました。

臨時費用特約を外した見積が32.6万円だったので、残り2.6万円くらいは補償を落とさずに保険会社の見積で対処できないかと思い、一括見積サービスを利用しました。

7社の火災保険を比較した結果、セゾン自動車火災から不動産会社と全く同じ補償をつけて29.1万円の見積結果が出て加入しました。

Tさんの火災保険見積

補償内容

  • 保険期間: 10年一括払い
  • 建物: 1,500万円
  • 家財: 800万円
  • 火災、落雷、破裂、爆発: ○
  • 風災、雹(ひょう)災、雪災: ○
  • 水災: ○
  • 水濡れ、物体の落下・飛来・衝突、騒擾(じょう)等: ○
  • 盗難: ○
  • 破損、汚損: ×
  • 臨時費用: ×
  • 類焼損害: ×
  • 個人賠償責任: ×
  • 地震保険: ○(5年)

不動産屋からの紹介

  • 保険会社: 損保ジャパン日本興亜
  • 保険料: 32.6万円

一括見積

  • 三井住友海上: 33.9万円
  • AIG損保: 30.1万円
  • セコム損保: 29.4万円
  • あいおいニッセイ同和損保: 32.5万円
  • 日新火災: 31.8万円
  • 朝日火災: 29.7万円
  • セゾン自動車火災: 29.1万円

お金がないからこそ充実した補償内容

自分に合った補償プラン選定を

Tさんの契約したセゾン自動車火災は、補償プランを建物と家財で細かく設定できます。たとえば、水災補償を建物だけの設定をすることが可能で、家財を対象外にすると水災だけで5.5万円安くなります。

Tさんは自然災害によって一部分の被害が出やすい水災と風災を建物のみにする方法も検討しました。保険料は21.3万円まで節約できるので、浮いたお金で新しい家の家具や家電をアップグレードさせる考えが頭をよぎります。

しかし、住宅購入でお金がないからこそ、あらゆる災害で補償をしっかり受けられるように基本補償を薄くする方法を断念します。セゾンを選んでおくことで10年後の更新時には、再度プランの見直しを幅広くできる安心感もありました。

戸建て・マンションの購入はもちろん、賃貸でも諸費用や引越し費用、家具・家電の購入など、新たに不動産契約を行って引っ越しをするのはお金がかかります。貯金を使ってお金に余裕がないときだからこそ、万一の事故、災害に備えて火災保険は手厚くしておく必要性が高いです。

お金に余裕ができたら、災害時に多少の出費を受け入れると割り切って免責設定や基本補償を薄くする方法をオススメします。補償プランによる節約では免責設定や建物・家財をセットにした基本補償、地震補償を外すだけではなく、リスク細分型保険を選べば建物、家財を独立してプラン選定できます。

補償プランを見直す際は、特定の保険会社だけではなく、複数の保険会社からプランのカスタマイズ性を確認して比較検討するとよいでしょう。

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