保険料軽減事例②更新編

補償を薄くしてもプロからの説明があれば不安はない

提案する男女
一戸建てが立ち並ぶ住宅街

補償を薄くしてもプロからの説明があれば不安はない

更新時は火災保険を見直す絶好の機会

家を買う時は金銭感覚が麻痺して火災保険のプランを深く考えず不動産屋のいいなりで契約してしまう方が多いです。更新する際は保険会社の変更だけではなくプラン選びから見直しましょう。

更新時に補償プランを見直して大幅軽減に成功

更新編

10年前に福岡県で新築住宅(戸建て)を購入したSさんは、更新時に保険会社と補償プランを見直して大幅な保険料の軽減に成功します。家を買った時は不動産屋の扱う火災保険で言いなりになって契約をしていました。家を買う時は建物価格に対して約1割の諸費用がかかります。そのほかにも引越し費用、家具・家電購入費用などまとまった出費がかかり、金銭感覚が麻痺するものです。

当時は不動産屋から言われるがままのプランでも諸費用10%で収まっていたので、特に考えることをしなかったSさんでも、更新時には状況が変わってきます。不動産会社からは、従来と同じ内容での更新を案内するハガキが1枚届くだけ。電話をすると、担当者は既に退職していて、電話に応対した人は火災保険の保険料の話よりも、住み替えの提案など営業をかけてきて、火災保険の見直しは面倒な雰囲気を出していました。

新しい保険の担当者がきっかけで見直しを決意

担当者が変わり新築の10年保証も終わって不動産屋との付き合いを重視する必要がないと判断したSさんは保険会社および代理店の見直しを検討します。そこで選んだのが、イッカツ(現在の住宅本舗)です。12社の火災保険をひとつの代理店がまとめて扱う一括見積サービスで、プラン選びから相談をできます。

10年前は子供が小学生だったため、個人賠償責任特約、破損・汚損など充実した補償内容にしていたSさん。現在は子供が東京の大学に進学して1人暮らしをしているため、補償を薄くしてもいいのではないかと提案されます。補償プランを大幅に見直した結果、不動産屋から届いた更新ハガキでは32万円だったところ、20万円に軽減できました。

担当者から補償内容や特約の詳細、保険金が支払われる事例をひとつずつ丁寧に説明してもらえたため、Sさんは納得して火災保険の切り替えができました。

Sさんの火災保険見積

既存の補償プランと見直し後の補償プラン

  • 保険期間: 10年一括払い→変更なし
  • 建物: 1,400万→変更なし
  • 家財: 800万円→300万円
  • 火災、落雷、破裂、爆発: ○→変更なし
  • 風災、雹(ひょう)災、雪災: ○→○(免責3万円を追加)
  • 水災: ○→変更なし
  • 水濡れ、物体の落下・飛来・衝突、騒擾(じょう)等: ○→変更なし
  • 盗難: ○→変更なし
  • 破損、汚損: ○→△(免責なしから免責3万円および家財の限度額10万円に変更)
  • 臨時費用: ○→変更なし
  • 類焼損害: ○→×
  • 個人賠償責任: ○→×
  • 地震保険: ×→変更なし

保険料

  • 不動産屋からの更新ハガキ(東京海上日動)・・・32万円
  • イッカツから比較およびオススメされた楽天損保(※)・・・20万円

※楽得損保は旧朝日火災、2018年7月に社名変更

保険料が12万円もお得に

家財は子供が出ていったことや荷物が少ないことから300万円に減額します。風災は窓ガラスが割れた場合など小さな損害は持ち出し費用があっても構わないことを理由に免責を3万円に設定します。

破損・汚損は外すことを検討しましたが、楽天損保であれば免責設定と家財10万円の制限によって、外しても保険料の差が少ないことから補償を薄くする方法で対処しました。

そのほか、類焼、個人賠償責任を外すことで保険料は更新ハガキより12万円軽減されました。学費と仕送りで生活費が圧迫していたSさんは12万円の節約はとても大きかったようです。

補償なしに変更したのは類焼と個人責任賠償の特約2点で、免責設定や減額など補償を薄くしつつ外す選択を回避できたことがSさんの中では大きかったようです。

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