チャブ保険(CHUBB保険)

会社名 | Chubb 損害保険株式会社 |
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設立 | 1996年1月26日(日本法人化) |
資本金 | 50億円(総資産額585.9億円) |
運営母体 | チャブ・リミテッド |
主要商品 | 火災保険、自動車保険、クラシックカー保険、医療保険、旅行保険 |
運営方式 | 代理店型 |
火災保険のスペック
戸建水災対象外可 | ○ |
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Web契約 | × |
風災等補償対象外可 | × |
破損・汚損 | ○ |
鍵開け・水回り修理 | ○ |
主な割引制度
なし
世界的な大手損保会社
チャブ保険はスイス・チューリッヒに本拠を起き、54カ国に展開する世界的な大手損保会社です。 日本での知名度は低いですが、前身会社(AFA時代)を含め日本で98年の実績を持ち国内の外資系損保会社の中では最も古い歴史を持っています。 2016年11月に エース・リミテッド(エース保険)とシグナ障害火災保険(旧AFA)が統合してチャブ保険として生まれ変わりました。 2021年12月現在の総資産は約2,000億ドル、総収入保険料約467億ドルの規模を持つ世界最大級の保険会社で信頼性は高いです。
幅広い補償項目で大きな事故・災害の損害をカバーしたい人に最適
チャブ保険の火災保険は以下の3種類があります。
・すまいのプロテクト総合保険
・リビングプロテクト総合保険(賃貸向け)
・店舗総合保険
すまいのプロテクト総合保険は5種類のプランがあり、火災リスクと風災リスクは必須です。
2019年10月にすまいのプロテクト総合保険が登場してからは、戸建水災対象外可などカスタマイズ性が向上していて、他の保険会社の破損・汚損にあたる「不測の事故」の基本補償を用意するなど、補償プランが充実しています。
日本に登場して間もない時期は外資系ならではの特殊なプランや補償条件がありましたが、「すまいのプロテクト総合保険」は日本の損保会社が提供する火災保険と同等の内容になっています。
賃貸に強い
住宅総合保険でも賃貸住宅の場合は建物が半壊以上になった時にホテル代や仮住まいの住宅費用を補償する特約が自動付帯されます。 補償内容は1ヶ月20万円以下を上限に最大6ヶ月分です。 加入者にメリットのある特約なので、保険料が他社と同じであればチャブ保険を選ぶメリットは大きいです。 賃貸に限らず、 チャブ保険は大きな損害を受けた時に加入者へ手厚い補償を用意しています。 風災で窓ガラスが1枚割れただけなど、些細な損害では補償は薄くなりますが、家が全焼・全壊になるような大きな損害を受けたときに人生を狂わせないよう配慮をしたプランになっています。 ちょっとした事故でも手厚い補償を受けたい人は上位プランを選ぶ方法もありますが、 安い保険料であらゆる災害リスクをカバーしたい方に強くオススメできます。
代理店選びが重要
独自性の強い火災保険で、国内大手損保に比べて補償内容でメリット・デメリットが多数あります。 契約するときは保険料や基本補償の有無だけではなく、チャブ保険独自の注意点や他の保険会社と比較したアドバイスが重要です。 チャブ保険の代理店は全般的に口コミの評判が良いです。その中でもチャブ保険だけではなく他の保険会社も扱っている代理店をオススメします。 当サイトで紹介している住宅本舗はチャブ保険を含めた最大16社の火災保険を扱う代理店のアドバイザーがプラン選定の相談から手厚くサポートしています。
最新改定情報
2022年10月1日契約始期より住まいのプロテクト総合保険が改定しました。
改定内容に関する公式発表はありませんが、損害保険料率算出機構の火災保険参考純率が改定されたことを踏まえ、全体的な保険料の値上げが行われました。
他の保険会社は契約期間を最長10年から最長5年に短縮していますが、チャブ保険は元から最長5年の契約しかできませんでした。
総評
チャブ保険は2016年にエース保険とシグナ保険が統合して誕生した新しい外資系損保会社です。 知名度や国内での実績こそ少ないですが、他社と差別化した補償プランを用意しています。
また、チャブ保険が日本に登場した当初に比べて、日本市場のニーズに合わせた補償プランを用意するように変わりました。全体的に安さよりも万が一の事態に手厚い補償をしてもらえる安心感や特約の充実度でチャブ保険を選ぶ方が多いようです。
細かい部分で国内大手損保の火災保険と違う注意点があるので、チャブ保険と他社の火災保険の違いを理解している代理店に相談することが大切です。
