日新火災

会社名 | 日新火災海上保険株式会社 |
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設立 | 1908年(明治41年)6月 |
資本金 | 203億円 |
運営母体 | 東京海上日動 |
主要商品 | 火災保険、自動車保険、傷害保険 |
運営方式 | 代理店型 |
火災保険のスペック
戸建水災対象外可 | ○ |
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Web契約 | ○(WEB完結・住自在のみ) |
風災等補償対象外可 | ○ |
破損・汚損 | ○ |
鍵開け・水回り修理 | ○ |
主な割引制度
・建物築浅割引
・長期年払い割引
・1年目自動継続割引
・S評価 割引(マンションのみ)
・インターネット割引(5%・住自在のみ)
日新火災の特徴
日新火災は創業110年の老舗国内損保会社です。
2006年より東京海上日動の完全子会社になっています。
火災保険は用途別に次の商品を用意しています。
・住宅ローン向け:住自在
・戸建向け:住宅安心保険
・マンション向け:マンションドクター
・賃貸向け:お部屋を借りるときの保険
全ての保険で補償プランを自由に組み合わせる自由設計型を採用しています。
力を入れている住自在では公式サイトから個人情報入力不要でかんたん1分のオンライン見積を利用できます。
保険料の安さはトップクラス
条件によって保険料は大きく異なりますが、一括見積で通販型を抑えて日新火災が最安値になった口コミ情報を多数見られます。
火災保険は万一の補償と考えて、保険料の安さを重視したい方にオススメです。
ただし、事故対応において悪い口コミ投稿も目立っています。
代理店や事故窓口によって対応が大きく異なり、国内老舗損保ながら信頼性には欠けます。
信頼性を重視したいのであれば安くても慎重に検討したほうが良さそうです。
火災保険に加入しているのに保険金が一切支払われないことはないので安心してください。
スピードや支払う保険金額を巡るトラブルが一部で起こっています。
なお、2022年に入ってから1月と10月にパンフレットを2回改定しました。
公式アナウンスはないですが、相次ぐ大規模自然災害による保険金支払いの増加で、実質的な値上げが行われた様子です。
保険料の安さを売りにした火災保険であることに変わりはないですが、条件によって割高になることもあるので、必ず他社と見積比較するようにしてください。
このほか、2022年10月の改定で保険加入期間の上限が5年に短縮されました。
住自在がWEB完結契約に対応
2019年10月1日より、住宅ローン向け火災保険「住自在」がWEB完結契約に対応しました。
WEB契約を利用した場合、保険料が5%割引になります。
昨今はWEB完結契約に対応する保険会社が増えていますが、5%の割引率は業界トップレベル。
WEB証券発行など郵送不要で完結するので、とても便利ですよ!
自動車保険とは対照的な評価
日新火災の主力商品は自動車保険と火災保険です。 火災保険は新規住宅購入者向けの住自在が評判です。
自動車保険は保険料の安さよりも事故対応の品質向上に評判が良く、大手ランキングサイトでも高評価されるケースが増えています。
対照的に火災保険は保険料の安さに定評のある一方で事故対応に悪評が多いです。 代理店の対応も品質に大きなバラ付きがあり、最適なプランを選定してもらえないケースもあります。 自分自身で必要なプランをしっかり選定できれば火災保険を利用する価値は大きいです。
不安があれば、サポートの充実している他社でも火災保険の見積を取り、保険料や補償内容・付帯サービスなど他社との違いを比較しながら検討するとよいでしょう。
つまり、他社からの話を聞くか自分でプラン選びをしっかり行うなどの手間をかけて利用すれば問題ありません。 国内の老舗代理店型保険を理由に信頼して全て代理店に任せて火災保険に加入するのはリスクがあります。
最新改定情報
2020年10月1日契約始期より住まいの保険「住自在」の改定が行われました。
主な変更点は長期契約の上限が従来の10年から5年に短縮されたことです。
日新火災の火災保険は保険料率の改定が少ない特徴がありましたが、昨今はパンフレットを改定する頻度が増えています。
公式発表はないですが、損害保険料率算出機構の火災保険参考純率の改定に伴って段階的に保険料率を変更している様子です。
このほか、2021年4月1日より火災保険修理業者紹介制度を開始しています。
被災を理由にした大規模修繕で強引な勧誘や高額なキャンセル料請求をする悪徳業者とのトラブルが増えていることに対処するサービスで、
全国約 5,000 社の建物修理業者のネットワークを持つローカルワーク社を通じ、適切な料金とコンプライアンス遵守を徹底する修理業者を紹介してもらえます。
総評
一部で日新火災の悪評はあるものの、保険料の安さは大きな魅力です。 看板も大きく東京海上日動傘下に入って少しずつ品質も向上しているようです。 ただし、保険料率の改定をしているので条件によっては割安感が少なくなりました。
日新火災の歴史は古いですが、経営不振になって上場廃止、東京海上の完全子会社化になった経緯があります。
商品や運営方針を見直して、自動車保険は事故対応満足度を重視、火災保険は保険料の安さを重視する顧客が多いことから、現在の運営体制になったのでしょう。
つまり、火災保険で悪評が出ていることは日新火災も想定していたことで、保険料が安ければ魅力を出せると考えています。
水回りとカギのトラブルを対応する「すまいのサポート24」など流行している付加サービスも取り入れて、特約や割引の種類ではなく、保険料率を低くする取り組みをしています。
まずは一括見積を取って他社の保険料と比較してみてください。 保険料が他社よりも大幅に高ければ、その時点で候補から除外して問題ありません。
保険料が安かった場合は、見積提示されたプランが本当に最適な内容なのか自分自身でも吟味して慎重に契約するとよいでしょう。
