鍵開け&水道修理サービスがない火災保険を選んで後悔

鍵開け&水道修理なしの火災保険を選んだ失敗体験談
5年前に築15年の中古戸建住宅を購入し、10年契約にて火災保険に加入しました。
当時は家を買う時の諸費用が思っていた以上に高額だったことから、火災保険は最低限の補償で少しでも安くしたいと思い、一括見積で最安値の保険会社を選びました。
その後、火災や自然災害による大きなトラブルはありませんが、唯一後悔したのが鍵開けと水道修理の出張サービスが付いていない火災保険を選んだことです。
過去5年で一度だけ自宅の鍵を紛失してしまって鍵開け業者を呼びました。
家の中に合鍵があるので、玄関の鍵さえ開けてもらえれば良い状況だったのですが、出張費と作業料で1万円ほど取られました。
また、昨年には洗面所の蛇口から水漏れが出て、出張修理にてパッキン交換をしてもらいました。そこでも1万円ちょっとの費用がかかりました。
現在住んでいる家は築20年になり、先日もお風呂の蛇口のパッキンから水漏れが発生していることが判明しました。
細かい出費が多く、職場の同僚に愚痴をこぼしたら、「火災保険に連絡すれば、無料かパッキンの部品代程度でやってくれるよ」と言われました。
そんな手があったのかと思い、すぐに加入している火災保険について調べてみると、残念ながら鍵開け&水道修理は付いていませんでした。

私が加入した火災保険は、地震保険や水災リスク、破損・汚損などを付帯せずに風災にも免責を付ける最低限のプランです。
マイホーム購入時に住宅ローンを組んだ銀行の指示で10年契約を結びましたが、1年あたりの保険料で考えると1万7千円ほどです。
10年分の保険料を一括見積で比較すると他社より1~2万円安かったので現在の火災保険を選びました。
しかし、1年あたり1,000~2,000円程度の差額だったら鍵開けと水道修理は絶対に付けておくべきだったと後悔しています。
鍵開けか水道修理を1回利用すれば、年間保険料半分以上のサービスを利用できるのはお得です。
ましてや、古い家の場合は経年劣化で水道のトラブルが続くタイミングが出てきます。
加入した当初は、特約や付帯サービスはオマケだと思っていましたが、鍵開けや水道修理はもっとも利用する機会が多い家のトラブルなので、最優先にして考えるべきでした。
当サイトからの補足
今回紹介した体験談は鍵開けと水道修理のことだけを触れていますが、昨今は競争激化によって、その他のトラブルやサポートが付いた火災保険が人気を集めています。
火事や自然災害など大きな損害のほか、身近なトラブルへの対処のことも踏まえて火災保険を選びましょう。
多彩な出張サービスや便利なサポートが付いている火災保険の一例
楽天損保
鍵、水道、ガラス、エアコン、給湯器のトラブルに対して保険期間中3回まで無料対応
三井住友海上
鍵や水道のトラブルのほか、室内建具調整サービス、家具移動・電球交換サービスが付いた「暮らしのQQ隊グランド」をGKすまいの保険グランドに自動付帯
各保険会社の鍵開け・水道修理の対応状況はトップページの一覧表でまとめています。
鍵開け・水道修理に対するよくある質問集
まとめ
紹介した体験談にある通り、家は鍵の紛失と水回りのトラブルが多いです。
鍵の紛失は気をつけることで回避できますが、水回りのトラブルは長く使っていれば高い確率で発生します。(ゴムパッキンなどの消耗品を使っているため)
火災保険の付帯サービスはサポート範囲が広く、利用する機会がしばしばあるでしょう。
なおかつ、火災保険の年間保険料は自動車保険などに比べると安いので、鍵開けや水道修理の出張サービスが付いている保険を選ぶ価値が大きいです。
体験談では、戸建ての最低限の補償プランで年間保険料2万円弱と紹介していますが、マンションであればフルカバー(※)で年間1万円弱の保険料になることもあります。(※地震保険を除く)
保険料に大きな差があれば、鍵開け・水道修理を妥協する選択も悪くないですが、僅かな差であれば鍵開け・水道修理を付けておくべきです。
さらに充実のサポートを求める人は、楽天損保と三井住友海上がおすすめです。